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子供の病気

転落・転倒で 子供 に多い肘の 骨折 その種類と対処法とは

成長期の子供たち。親は活発で元気に外で走り周ってほしいと願うものですが、その一方で怪我 骨折 も心配ですね。子供の骨折は転倒・転落でおこることがほとんどです。子供の骨折は、自己矯正力が高いため治りやすい傾向にあります。ただし、適切に治療されない場合は、成長に大きく影響することもあるので、注意が必要です。

子供の場合、転んだときに手をつくことによる「肘の骨折」が非常に多く見受けられます。肘の骨折は神経麻痺を合併しやすく、また変形治癒(骨軸が合わない状態のまま治癒する)を起こしやすいため注意が必要です。

肘が変形治癒してしまうと、腕が外向きのくの字状に曲がった状態「内反肘(ないはんちゅう)」や、逆向きに曲がった状態である「外反肘」となることも多く、肘関節の動きが制限されてしまいます。

また、血管や神経が圧迫されることに伴い前腕部の筋肉への血液供給が障害され、指が図のように固まってしまう「フォルクマン拘縮」を合併するリスクもあります。

このような合併症をおこさないためには、早期発見、適切な治療が大切です。ここからは肘の骨折の種類と処置について説明していきましょう。
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上腕骨顆上(かじょう) 骨折

上腕骨顆上骨折は主に3~8歳の小児に生じる骨折で、小児の肘の骨折の中では、過半数を占めて最も頻度の高い骨折です。受傷原因は、90%以上が転落や転倒の際に肘を伸ばして手をついた時に受傷しています。小児の上腕骨顆上部は骨皮質(骨の表面を構成する硬くて緻密な部分)が薄く、骨の断面積も小さいので、強い力が集中すると折れやすいのです。

上腕骨顆上骨折

モンテジア骨折

尺骨骨折に橈骨頭脱臼を伴う骨折です。骨折のみに目が行ってしまい脱臼を見逃すと、運動時の痛みや関節の動きの制限など後遺症がのこることもありますので、医療者も十分に注意して検査せねばなりません。

レントゲン検査では一目瞭然の尺骨骨折に目を奪われて橈骨頭脱臼を見逃してしまいやすい外傷です。モンテジア骨折とは逆のパターンで橈骨が折れて尺骨頭が脱臼する骨折をガレアッチ骨折といいます。

モンテジア骨折 尺骨の骨折と橈骨頭の脱臼が同時にみられます。

 

夏に流行の子供の病気「ヘルパンギーナ」に関しての記事はこちらから

症状

【変形】

皮膚がボコっと突き上げられているような「変形」が見てとれるときは、まず骨折を疑います

【腫れ】

外力がかかった部位などが腫れている場合は、骨折している可能性もあります。ただし、捻挫による腫れか骨折による腫れかを診断するためにはレントゲン検査が必要です

【痛み】

骨折している場合、患部を押すと激しい痛みを感じます。骨折の痛みは、捻挫などの痛みよりも強いという特徴があります

【力が入らない】

肘が折れている場合は前腕の神経が圧迫され、手に力が入らないことがあります。いずれかの部位に麻痺症状が現れているときは、どこかで大きな骨折が起こっている可能性があります。

【音】

骨が折れている部分を動かすと「ポキポキ」というような音が聞こえます。

【青あざ(数日後に現れる)】

骨折した部分周辺の血管が損傷されて出血するため、捻挫などに比べて青あざが現れることが多くなります。

ただし、内出血が体表に青あざとして現れるのは、骨折してから2~3日後がほとんどです。不全骨折など骨折の程度が軽い場合、痛みなどがあまりなく足や手を使えてしまうこともありますが、何らかの外力がかかった数日後に青あざが出てきたという場合は、骨折を疑って病院を受診しましょう。

普段から栄養補給

骨折などをしてから、改めて見直される栄養補強。成長期の子供が必要な栄養素を兼ね備えた飲みやすいサプリも今は多くあります。普段からカルシウム・マグネシウム等、抵抗なく取らせていきたいものです。

成長期応援飲料とうたっている「セノビック」は牛乳に混ぜて飲ませる粉末飲料は手軽でオススメ。牛乳がアレルギーの子には水に混ぜる「セノビックウォーター」もあります。

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また一日2粒程度を目安に食べるサプリ「ノビルン」もお手軽です。「ラムネ味」という所も子供が抵抗なく食べられるサプリです。

上手に栄養補給し丈夫な骨になるよう心がけたいものです。

治療

骨折のずれが小さければ、ギプスや半ギプスを3~4週間装着します。

骨折のずれが中等度の場合には、ずれを戻した上で、ギプス装着や時に入院して全身麻酔をかけ、皮膚の上から鋼線を刺す手術(経皮鋼線固定術)が行われます。

骨折のずれの大きい場合は、皮膚の上から鋼線を刺す手術、あるいは皮膚を切開して骨のずれを元に戻して鋼線を刺す手術が行われます。
子供の場合手術は全身麻酔でおこなわれますが、1時間程で終わり、術後の経過が問題なければ、1~2日で退院できます。その場合も、ギプス固定は手術後3~4週間必要になります。

肘関節の腫れが著しい場合には、入院して折れた上肢を牽引し、腫れがひくのを待ちます。待つうちに骨折のずれが戻り良い位置になれば手術せずにギプス固定だけで治療できますが、ずれが戻らなければ手術をする必要があります。

応急処置

骨折の応急処置は、RICEが基本です。

  1. Rest:安静
  2. Icing:冷やす
  3. Compression:圧迫
  4. Elevation:挙上(骨折部位をなるべく心臓より高く上げること)

以上の4点が重要です。

ただし、「圧迫」を行う場合には「軽く圧迫する程度」に留めておくことが大切です。これは、末端に血液がいかなくなるほど強く圧迫してしまうと血流障害を引き起こしてしまうことがあるからです。

また、骨折した部位が動かないよう副木(添え木)で固定することも大切です。段ボールや箸、板など何を使っても構いませんので、患部にあてて包帯などで固定しましょう。腕の骨折が疑われる場合は、三角布を使用するのもよいでしょう。

明らかな変形がみられる場合、無理やり患部を真っ直ぐに戻そうとすると出血や痛みが悪化することもあるため、変形したままの状態で副木をあてて固定しましょう。
また、骨折が疑われる部位の上下2つの関節も共に固定することが理想的です。たとえば肘の骨折ならば、肩と手首も固定するとよいでしょう。患部の腫れや内出血、痛みを抑えるために、できるだけ心臓よりも高い位置に患部を持って行きます。ただし痛みがあるのに無理に行う必要はありません。

これらの応急処置を行ったうえで、早めに受診をしましょう。子供の骨折は合併症を伴いやすいものです。骨折はレントゲン検査で容易に診断できます。
疑わしい症状があったら、迷わずレントゲン設備のある病院を受診しましょう。

小さな子供の場合は、小児整形外科がある専門病院を受診するか、整形外科のある病院で子供の受診・検査が可能かどうか確認してから受診することをお勧めします。

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